
「子どもがいるけど、転職して大丈夫かな?」
仕事も家事もいっぱいいっぱい。そんな中で新しい環境に飛び込むなんて、無謀なのかも…。 そう思っていた私ですが、結果的に転職してよかったと今は心から思っています。 この記事では、公務員から民間企業に転職したワーママのリアルな体験をお伝えします。
公務員ワーママ時代
私が市役所で広報担当だった時、子どもはまだ保育園。 夫は多忙で、平日は深夜帰宅、土日勤務も珍しくありませんでした。 頼れるのは隣の市に住む実家。ちょうど両親が勤務形態が変わったタイミングのため、子どもを見てもらえるようになり、本当に救われました。
公務員といえば「安定している」「休みが取りやすい」というイメージがありますよね。 確かに、子どもが保育園の頃、病気で休むことになっても、職場の理解はありました。 でも、広報担当だった私は、休日出勤や夜の作業(残業代なし!)も多く、実際はかなりハード。 家で子どもを寝かしつけたあとにパソコンを開き、広報誌の原稿を直す──そんな日々が続いていました。

広報誌の発行は毎月だったので正直、「この働き方、いつまで続けられるんだろう」と思うこともありました。
転職を決意したきっかけ
私が転職を考え始めたのは、「広報の仕事を続けたい」と思ったからです。
異動で別の部署に行くことになり、取材がなくなったため、前よりも土日勤務が減ったのは確か。でも、子どもも次第に手がかからなくなり、「このままやりたい仕事から離れるのか…」というモヤモヤが大きくなっていきました。
広報の仕事は大変だけど、やりがいも大きかった。 記事を通して地域の魅力を伝えたり、住民の声を拾って形にしたり。 そうした「表現の仕事」が自分に合っていると気づいたんです。
とはいえ、子どもがいて転職活動を始めるのは簡単ではありません。 家事・育児・仕事の合間に、求人を探し、応募書類を作成し、面接日を調整する…。 今思えばかなりハードな生活をしていたなと思います。
子育てと転職活動を両立するコツ
私が心がけていたのは、「隙間時間を徹底的に使う」ことです。平日はお昼休みや通勤時間に求人をチェック。 家事の合間に面接対策のメモを作る。 休日は子どもの習い事の送迎待ち時間を使って企業研究。完璧にやろうとせず、「できるときに、できることを」進めました。
また、私は「完璧じゃなくてもいい」と決めました。 家事は土日まで溜め、食事もときには外食やお惣菜でOK。 「頑張らなきゃ」はいったん手放し、優先順位を「転職活動>完璧な家事」に切り替えたことで、だいぶ気持ちがラクになりました。

「転職活動>完璧な家事」この優先順位はずっと続くわけじゃない、今だけだと、思って過ごしていました。
実家・周囲のサポートを最大限活用
一番の支えはやはり実家でした。 両親には毎日のように助けてもらっていたので、感謝の気持ちとして毎月少しですがお金を渡していました。 「そんなのいらない」と言ってくれましたが、頼りっぱなしにはしたくなかったんです。
実家が頼れないときは、市の「ファミリー・サポート・センター」を利用しました。 登録しておくと、地域の協力会員さんが有償で子どもを預かってくれる制度で、保育園・学童の送迎にも対応してくれることがあります。
転職後の生活と変化
転職後の今は、フル出勤でリモートワークはなし。 正直、平日はとても忙しいです。 でも、土日勤務がないのが本当に大きい! 公務員時代はイベントや防災訓練などで月2回ほど休日出勤があったので、今のほうが家族の時間を取りやすくなりました。年間休日も125〜130日と多く、メリハリのある働き方に変化。
もちろん不満がゼロではありませんが、「この働き方が今の私には合っているかな」と感じています。

転職して思ったのは、「何かを失っても、得られるものは必ずある」ということ。 忙しさは増したけれど、前よりも充実感があります。
まとめ
子育てと転職を両立するには、正直、根性も必要です(笑) でも、それ以上に大事なのは「全部を背負わないこと」。
- 頼れるところには素直に頼る
- 完璧を目指さず「今できる最善」を選ぶ
- 自分が笑顔でいられる働き方を探す
転職は“しなければならない”ものではありません。 今の職場で頑張るのも一つの選択です。 でも、「もう一歩踏み出したい」と思ったら、環境や状況がどうであれ、きっと道はあります。
子育てもキャリアも、どちらも大切にしていい。 私の転職が、皆さんの小さな勇気のきっかけになれば嬉しいです。
次回:一次面接と二次(最終)面接の違い|公務員から民間へ転職した私の体験と対策



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