30代・公務員の履歴書&職務経歴書作成のリアル体験

履歴書&職務経歴書の作り方画像 書類選考・面接
みおキャリ
みおキャリ

30代半ば、公務員から民間企業への転職を目指した私にとって、最初の大きな壁は「職務経歴書」でした。特に民間未経験の広報職を志望していたので、「アピールできるものなんてあるのかな」と不安でいっぱい。

でも、自己分析やキャリア棚卸を丁寧にやったことで、自分の経験を言葉に落とし込めるようになり、書類づくりが一気に前向きになれました。

ここでは、私が実際にやって効果を感じた工夫や気づきをまとめます。

※あくまで私の体験談です。企業の人事担当や転職エージェント視点ではありませんのでご注意ください。

書類選考の第一印象は履歴書から

転職活動で最初に目に留まるのは履歴書です。
履歴書といえば証明写真。私はスピード写真を使い、あとからフォトショップで軽くレタッチしました。最近はデータでも入手できるので便利です。時間やお金に余裕があれば、スタジオ撮影(メイク付きプランなど)も利用してみるといいかもしれません。

みおキャリ
みおキャリ

余談ですが…

転職先の上司から「履歴書の写真と実物が別人な応募者が多かった」と聞きました。加工しすぎると面接時にマイナス印象になりかねないので、やりすぎには要注意です。

30代で初めて転職される方は、履歴書を書くのはきっと久しぶりですよね!「早速、志望動機とか書くのか~」と思われる方がいるかもしれません。
皆さんが学生の頃に書いたであろう、市販の履歴書には志望動機や自己PR欄がありますが、転職エージェントが用意するフォーマットにはありません。学歴や職歴といった事実を入力するだけなので、意外と作成のハードルは低かったです。

履歴書の様式の詳細はこちらでも確認してみるのもおすすめです!

doda|【ニーズ別】履歴書テンプレート|無料ダウンロード(Word・Excel・PDF)

職務経歴書は自己分析とキャリアの棚卸が命

職務経歴書のポイント

職務経歴書の作成は、転職エージェントを利用するとアドバイスをもらえるので効率よく進められます。
ちなみに作成から提出までの流れです↓

  1. 求職者:転職エージェントが用意するフォーマットに入力
  2. 求職者:完成した履歴書・職務経歴書をエージェントへ提出
  3. 転職エージェント:応募企業へ送付

また、職務経歴書の一般的な構成は以下のとおり。

  • 職務要約(1〜3行で自分のキャリアの特徴や強みを簡潔に)
  • 活かせる経験・スキル(数字や具体例を交えてアピール)
  • 職務経歴(担当業務の詳細や役割を整理)
  • 自己PR(3~5個)

分量は2〜3枚がベスト。5枚以上になると多すぎる印象を与える、とエージェントからも聞きました。

特に大事なのは「職務要約」と「活かせる経験・スキル」。採用担当はまずこの部分を読み、続きを読むかどうかを判断するそうです。私はエージェントに「200〜300字程度でまとめると良い」と言われ、この2つに一番力を入れました。

職務経歴書の様式の詳細はこちらでも確認してみるのもおすすめです!

doda|職務経歴書の書き方|書類作成のコツと133職種のサンプル

職務経歴書の書き方例

参考までに私が実際に職務経歴書に書いた「職務要約」と「活かせる経験・スキル」を公開します。
※身バレ防止のため、一部内容をぼかしています。

■職務要約
○○市役所へ入庁し、主に広報業務(広報誌作成、SNS運用、ウェブサイト管理、ブランディング、マスコミ対応)に延べ○年携わってきました。直近では○○(役職)として、○○を担当し、市民からの問い合わせや相談の受け付け、○○業務の行政手続きやSNSの運用をしています。

■活かせる経験・スキル
●広報誌の作成では、企画・取材・撮影・ライティング・パワーポイントでの紙面作成と一貫した業務を経験しており、広報コンクールで毎年受賞しました。
● 前例踏襲ではなく、業務をゼロベースから見直し常に改善する意欲があります。どの部署においても、作業時間の削減や市民満足度の向上に尽力しました。
● デザインスクールで学習し、ポートフォリオサイトの作成では企画・デザイン・コーディングまで行いました。(実際に作成したポートフォリオサイトのURL)

なお、応募企業ごとに書き換えた方が良いという意見もありますが、私はエージェントから特に指示がなかったため、書き換えることなく一種類のみ提出していました。

キャリアの棚卸で「意外とできること」に気づく

職務経歴書を書くうえで特に役立ったのが「キャリアの棚卸」です。転職前の私は「自分には大したスキルがない」と思い込んでいました。
しかし、業務を一つひとつ書き出してみると、意外にも多くのスキルが積み上がっていることに気づけました。自己分析とスキル棚卸をしっかりやっていたおかげで意外とスラスラ書けたのだと思います。

たとえば…

  • 広報担当
    → プレスリリース作成、取材対応、HP更新 → 文章力・発信力・情報整理力
  • 子ども関係の部署
    → 保護者対応、制度改正の周知、関係機関との調整 → 住民対応力・説明力・調整力
  • 庶務業務
    → マニュアル作成、システム入力の効率化 → 改善力・事務処理スピード

こうして整理してみると「自分にも意外とできることがある」と自信につながり、書類作成もスムーズになりました。

私がやってよかったこと:エージェント&AI活用

書類作成で行き詰まったとき、転職エージェントの存在は大きな助けになりました。転職エージェントのキャリアアドバイザーは「深掘りが足りない」と思ったときに一緒に整理してくれたり、「この言い方だと企業に伝わりやすい」と具体的に教えてくれました。

また、当時ChatGPTの精度に不安があったため私は利用しませんでしたが、今はChatGPTのようなAIツールも便利です。文章の言い回しや自己分析の深掘り、壁打ちもやりやすくなり、書類作成のハードルがぐっと下がると思います。

書類作成の心構えとチェックポイント

書類づくりを通して実感したのは、「完璧さより簡潔さ」。大事なのは整理して伝えることです。

また、送付前に確認したポイントは以下の4つ。

  • 誤字脱字がないか(2〜3日寝かせて再確認すると効果的)
  • レイアウトは見やすいか
  • 職務要約と活かせるスキルがはっきりしているか
  • 自己分析や転職軸と一貫しているか

こを押さえておけば、採用担当者に「もっと知りたい」と思ってもらえる土台を作れると感じました。

まとめ

履歴書や職務経歴書づくりは、単なる事務作業ではなく「自分の経験を言葉にして、自分を理解する作業」でした。

最初は不安でいっぱいだったけど、自己分析やキャリアの棚卸、そして転職エージェントのサポートを借りて準備を重ねるうちに、「自分にも活かせるものがある」と実感できるようになりました。

同じように30代・公務員から民間企業へ転職に挑む方にとっても、少しでも参考になれば嬉しいです。

次回:転職エージェント4社を利用して分かった違いと選び方

コメント

タイトルとURLをコピーしました