転職後の年収&働き方|公務員から民間へ。残業・休み・福利厚生の違い
入社後・生活
公務員から民間へ転職して「年収は?残業は?休みは減るの?」と気になる人も多いですよね。
今回は、実際に私が感じた“お金・働き方・生活のリアル”を本音でまとめました!
公務員と民間、年収のリアルな違い
結論から言うと、年収はほぼ同額でした。
ただし、「お金の出方」には明確な違いがあります。
まず残業代。民間に転職してからは1分単位で残業代が支給されるようになりました。
公務員時代は「2時間からしかカウントされない」という暗黙のルールがあり、実際にはサービス残業が多かったです。
また、平日に終わらなった原稿作成で土日に自主的出勤しても、もちろん手当はなし。イベントの動員でも予定の勤務時間が過ぎても、残業代は支払われませんでした。
なので、実質的な手取りは今のほうが多いと感じています。
さらにボーナス。
公務員時代は安定していましたが、今の職場は業績連動型でプラス1か月分ほど多い年も。
景気によって上下はあるそうなので、これからドキドキです…
残業・働き方の変化
「残業は増えた?」と聞かれると、答えは“微増”。
転職して間もない頃は慣れない業務も多く、どうしても時間がかかっていました。
ただ、チーム全体でも残業が常態化している雰囲気はあります。
とはいえ、公務員時代のように“終わらない仕事を家に持ち帰る”ことはありません。
今は会社として「残業をつけてでも今日やるべきことは今日で終わらせる」というスタンス。
その意味では、精神的な健全さは民間のほうが上かもしれません。
休みの取りやすさ・ワークライフバランス
正直、公務員時代の休みやすさは異常レベル(笑)でした。
前日の夕方に「明日休みます」と言ってもOKな環境。
それだけに、当時の私は「民間に行ったら絶対休めない」と思い込んでいました。
でも、実際はそんなことありません。
今の職場では事前に申請しておけば、問題なく有給が取れる。
繁忙期以外はむしろ気持ちよく送り出してくれる雰囲気です。
制度としての柔軟性よりも、“職場の風土”で決まる部分が大きいなと実感しています。
福利厚生の違いはほぼなし
意外に思われるかもしれませんが、福利厚生はほぼ変わりません。
社会保険、育休制度、住宅手当なども公務員時代と大きな差はなし。
(むしろ住宅手当は公務員よりもいいかも?)
通勤スタイルの変化
公務員時代は車や公共交通機関で15〜30分通勤。
今は電車で1時間になりましたが、意外と苦ではありません。ですが、特急料金も支給されているので、快適に通勤できています。
私は、車通勤のときは運転に自信がなく、かなり神経を使っていたので、今は移動時間を“情報収集タイム”として使えるのがメリットです。
働きがいと気持ちの変化
一言でいうと、「ちょうどいい忙しさ」になりました。
公務員時代の子ども関連部署は繁忙期と閑散期の差が激しく、ペースの乱れが大きかったんです。
今は毎日適度に忙しく、心地よい充実感があります。
裁量の幅は公務員時代より狭くなりましたが、その分上司が責任をしっかり持ってくれる。
「安心して仕事に集中できる」環境は、精神的な安定につながっています。
驚いた!民間の“お金の使い方”
一番驚いたのは、「利益のためなら投資を惜しまない」という姿勢。
公務員時代は「予算=税金」なので、慎重さが最優先。
民間では「利益につながるならどんどん投資」という判断ができるので、
スピード感と柔軟性がまったく違います。
「予算の壁」に悩まされていた頃を思うと、今はとても新鮮です。
民間に転職して感じた“安心感”の違い
もうひとつ、実際に働いてみて強く感じたのは「安心感」の違いです。
民間企業は、もちろんミスをすれば評価に影響することもありますが、法に反しない限り、基本的には社内で完結します。
一方、公務員の仕事は“税金”で成り立っているため、ちょっとした事務処理のミスでも報道されることがあります。
私は以前、子ども関連の部署で年間○億円規模の予算を扱っていましたが、同じ分野で起きた事務ミスがニュースで取り上げられるたびに、
「次は自分の番かもしれない」
と、心臓がギュッとするような怖さがありました。
もちろん、責任を持って業務にあたるのは当然のことですが、
“報道リスク”が常に隣り合わせというプレッシャーは、想像以上に大きかったです。
今の職場では、その恐怖がない分、純粋に「どうすればもっと良くできるか」を考えられるようになりました。
この“安心してチャレンジできる環境”は、民間に転職してよかったと感じる大きな理由のひとつです。
これから転職を考える人へ
- お金よりも“働き方の納得感”を大切に
→ 収入が大きく変わらなくても、精神的な満足度が上がるケースは多い。 - 残業代・休暇制度など、数字で比較を
→ “公務員より良い/悪い”ではなく、自分の生活リズムに合うかを判断。 - 働きやすさ=制度+人間関係
→ 風土やチーム文化も見極めポイント。
まとめ
転職して感じたのは、「年収よりも、自分が納得できる働き方が大事」ということ。
公務員も民間も、それぞれに良さがあります。
今の私にとって、日々の充実感や成長を感じられる今の環境に、満足しています。



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