面接で突きつけられた現実とその乗り越え方

面接の工夫と学びの画像 書類選考・面接
みおキャリ
みおキャリ

面接は転職活動の大きな山場。私も書類はなかなか通らなかったものの、一度面接に進むと選考が進むことも多くありました。準備を工夫した成功体験があれば、緊張で自己紹介すら飛んでしまった失敗談や、今でも胸が痛む“最悪の面接”も…。この記事では、私自身が経験したリアルな面接の工夫と学びをご紹介します。

面接のあれこれ

面接で工夫したこと

書類は苦戦していた私ですが、一度面接に進むと意外と順調に進むみました。

その理由の一つが、自己分析とスキルの棚卸しを徹底していたこと。徹底していたことにより、軸ができ志望動機と転職理由を一貫させて話せたことは大きなポイントでした。

また、当初は広報誌そのものを持参していましたが、途中からはポートフォリオを作成。
「なぜこの特集をしたか」「どんな目的があったか」「どんな効果を得られたか」を整理して、面接官に分かりやすく伝えられるようにしました。じっくり見てもらう時間はなくても、意欲や姿勢を評価してもらえることが多く、自信につながりました。

面接は場数を踏むことで慣れる

面接は、やはり場数を踏むことで段々と慣れていきました。私は業界にこだわらず、広報職を優先して応募していたため、書類が通ればとにかく面接を受けるようにしていました。

その中には「業界的にあまり興味がわかないな」と思う企業もありましたが、面接の練習だと思って臨むことで、徐々に緊張せずに話せるようになりました。

結果として、本命の面接でも落ち着いて対応できるようになり、大きな経験値となったと思います。(もちろん、企業様には大変失礼な話なのですが…)

Web面接の裏技

コロナ以降、Web面接が主流に。

転職エージェントやネットで調べると「カンペはパソコンに付箋を貼る程度に」とよく言われていましたが、正直に言うと私はがっつり見ていました…!方法はシンプルで、

画面を二分割して、

  • 左にZoomやGoogle Meetなど面接用のオンライン画面を表示
  • 右に質疑応答をまとめたWordを配置
PC画面の組み合わせ

目線は不自然にならないように、右側の画面とカメラを時々見る程度。目線は上下しますが、左右には移動しないため、面接官からすると「面接官の顔とカメラを交互に見て、普通に画面越しに会話している」ように見えるはずです。もちろん、丸読みだと棒読みになるのでアウト「カンペがあるから練習しなくてOK」ではありません。

私は、自己分析とスキルの棚卸しを徹底し、志望動機や転職理由が一貫していたためカンペなしでもいけたかな?とも思いますが、念には念を重ねて上記の方法をとっていました。

それでも最終面接で落ち続けた現実

ただ、問題は最終面接でした。

「あと一歩!」というところで落ちることが何度もありました。エージェントさんからは「あなたともう一人の一騎打ちだった」と言われることが大半でしたが、結果的に最後まで引っかかるのは、

  • 公務員しか経験がないこと
  • 30代半ばという年齢
  • 入社時期(私は内定後3か月後を希望していた)

こうした条件がどうしてもマイナスに働いてしまいました。

最終面接で落ちるのは、書類落ちの10倍くらい精神的ダメージがありました。交通費もかかっているので金銭的にも痛い(笑)。面接から帰って夜ベッドに入ると、悔しさで涙が出て眠れない日もありました。「ここまで頑張ったのに、やっぱり無理なのかな…」と自分を責めたこともあります。

小話①初めての面接:緊張で自己紹介すら飛んだ失敗談

最初に受けたのは、IT×不動産を手掛ける企業のWeb面接。想定質問リストを作り、受け答えを録画して確認し、カンペも準備。「これなら大丈夫!」と臨んだはずでした。

ところが本番では、緊張で頭が真っ白。完全に覚えていた自己紹介すら出てきません。志望動機も「嘘っぽいかも」と面接中に自分でツッコミを入れてしまい、言葉が詰まりました。結果的に自信がない人に見えてしまったと思います。

そこから学んだことは、「正々堂々と自分の言葉で話す」ことと、語尾は弱々しくせず「〜です」「〜ます」と言い切ること。

当たり前のことですが、意識を変えるだけで徐々に自信が持てるようになり、やがて内定にもつながりました。

小話②最悪だった面接:消えてしまいたいほど惨めだった体験

一度だけ「これは本当に最悪だった」と思う面接があります。相手はニッチな業界の小規模メーカーでした。

事前準備は万全で、社長のインタビュー記事も読み込みました。ところが面接直前、人事から

人事の方
人事の方

社長は良い人ですが、面接だけ圧迫気味で…

と予告され、不安がよぎりました。そして、しっかり伏線に…

実際の面接では、想定外の「仕事の話は抜きで、あなた自身を紹介してください」という質問に頭が真っ白。答えた内容にため息をつかれ、「やり直してください」と言われました。さらに「公務員って楽だと思うけど」と経験を否定され、心がズタズタに。結局、予定されていた筆記試験すら受けられず帰されました。

当時は「消えてしまいたい」と思うほど惨めでしたが、振り返ると学びもあります。

  • 面接は社会人同士の会話の場であり、相手を見下すような会社に無理して入る必要はない
  • 「ここで落ちてよかった」と後から思える会社もある

今ではそう前向きに受け止めています。

まとめ

面接はどれだけ準備しても失敗することがあり、ときには理不尽な対応を受けることもあります。ですが一つひとつの経験は、「自分に合う会社を見極める力」や「自信を持って話す姿勢」につながりました。

振り返れば、失敗や圧迫も「自分に合わない会社を教えてくれるサイン」だったのかもしれません。大切なのは、一度の失敗で諦めず、経験を糧に挑み続けること。納得できる出会いのために、前を向き続けることが何より重要だと実感しました。

次回:転職活動で精神的に辛かった時期の乗り越え方

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